セーターをよく見てみよう!ニットの減らし目&目立て パターンを参考に説明します

  • 編み・柄

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ども、皆さんこんにちは。飯島です。

梅雨入りしましたね、じめじめした空気と熱気がムンムンしてじわっとします。気温も高くなって熱中症には注意しないとですね。私は普段からあまり水分を取らないことが多いので、最近は意識的に水分補給をしています。
季節の変わり目で体調も崩しやすかったりと、意識的に管理をしないといけませんね。
皆さんも気を付けてくださいね!

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上の写真はこの間、部屋の模様替えのついでに観葉植物の植え替えをしました!
緑が綺麗な季節、良い気分転換になりもっと大きく育つといいなぁと水やりが欠かせません。

緑を愛でつつ癒しと元気をを貰っています。
さて今回は、以前もご紹介したかも知れませんが、改めて深堀して目立てについてお話をしたいと思います。

 

こちらの田沢の書いたブログも合せて先に読んでもらえると、特に一層わかりやすいとおもいます⇒ニットには欠かせない成型ってご存知ですか?

 

目次

  • 目立てとは
  • 成型らしさ
  • 特徴
  • まとめ

■目立てとは
ニットの特徴である目の寄せを行い、編み目を左右に重ねることで、タテ方向見えるループの地の目を通すことです。
セーターで、衿端やアームホール、後肩の減らしなどで良く見られる縁どりなどに主に使われます。

 

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写真にあるように、アームホール端など、タテに地の目が走っているのがわかりますね。
そして、端には分かりやすくチョンチョンと編み目に印が出るのも特徴です。
これを、重なり目やファッションマークとも言います。
また、デザイン的にラインを走らせたい(リブや畦編みなどで良くある、斜めにデザイン線が入ったものなど)時などに、タテの目を連続させて繋げて通す時などに使用されます。
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http://zozo.jp/shop/lecoeurblanc/goods-sale/11049157/画像はこちらからお借りしました。

 

■成型らしさ

この重なり目、ファッションマークですが、、
成型編みの大きな特徴です。
減らし目の場合は、目を減らす時は目を重ねて目数を減らしますので、必然的に重なり目ができます。同じ目(針)に2目、3目、と減らす分だけ目が重なるので、チョンチョンと印の用に見えるのです。
また、逆に目を増やす場合は目を外側に逃がすので、増やす分だけ穴が開きます。
(穴が開いてしまうので、穴を新しい目を作って塞いだり、割増やしという編み方では、元の目を二つに分割することで、穴にならない編み方をします。)

 

■特徴

ただこの目立てというのは、下の図にあるパターンで見てみるとわかるやすいと思いますが、
前身頃

後身頃

端の目を、寄せて地の目を曲げていきますが、
元々はタテ目だけを見てみると、帯状になっているタテの目を、カーブに沿って寄せているので、パターンで合わすと外周の長さが合いません。
タテ目の帯の方が、曲線に対して短くなっているので、どうしてもアームホールや衿では距離が短くなり、条件によっては突っ張ることも起こります。
ニットならではの作り方で、
良い部分では伸び止めにもなりスッキリと仕上がるのですが、逆に突っ張りすぎて引きつれてしまうこともありますので
条件に合わせた仕様やサイズに調整をします。

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特に、後肩については、減らしの角度がかなりきつく、タテ方向の目が突っ張ることが多いです。そのため、伸びが必要な時には編み方(寄せ目の方法)を変えて、一定の寄せ目ではなくバイアス状に減らしを行うこともあります。
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こうすることで、タテに目が引っ張られることもなく、斜めに地の目が通るので伸びを確保することができます。

デザインや素材によって編み方をちょっとだけ一手間、変えることによって着心地にも影響してきますね。

 

■まとめ

さて、いかがだったでしょうか?
身近にあるセーターも、ちょっと気にしてみてみると意外にも工夫がされているんですよ。
特に、シンプルな天竺などではデザイン要素は、目立ての巾などで印象も変わります。

地の目を寄せるという、基本的なことは同じですがシンプルな服の構成要素から、デザイン化するところまで応用として気に留めて頂ければと思います。
ニットの編み方は基本は一緒ですが、使い方で幅広く応用できますね。
今回はポイントを絞って細かな話になりました。
ではでは、また。