もっちりニット、ふわふわセーター、そんな素材が紡績リリアーン!
- ニット製品
- 投稿日:
- 2016-06-14
- (更新日:2020-06-27)
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先月、宮古でお世話になった『すまやどぅあか浜や~』
そこで出会った外ネコのミー ベランダ越しに見るサトウキビ畑
風に揺られザワワ~と、ここちよい風が通りぬける。
都会では考えられないぐらいゆったりとした時がながれている。
そして海を覗くと、どこかで観たような?
そう映画ファイディングニモの友達 デブ!!
スズメダイの仲間で縄張り意識が強く、カメラレンズに映る自姿を見て威嚇してくる様子
愛嬌たっぷりでしたが、目が怒ってます(笑)
ほ~んと宮古は癒されますね!!
おはようございます! 福田です。
さて、今回は以前ブログでも紹介しました紡績リリアーンについて
最近感じたことを(リライト)してのお話し。
- 目次1紡績リリアーンとは
- 目次2もっちりニットふわふわセーター
- まとめ
紡績リリアーンとは
ひとことで言うと綿(わた)の状態でリリアーンにした素材糸のこと。
(わた)とは?ここ最近よく耳にするスライバー撚りをかけない繊維束で
日本では篠(しの)とも呼ばれ、ようするに(わた)から糸を作る前の工程で
繊維を一本一本ほぐし、平行に揃えながら伸ばした、ふあふあの紐状こと。
こんな感じで、細く均一になるよう引き伸ばしポリエステルなどの芯糸に
スライバー(わた)を絡みつけ専用の機械でリリアーン形状に編んで糸になります。
素材感の特徴は、膨らみがありエアリーで軽いこと、やわらかくて、暖かいことです。
番手は比較的に太く、1/3~1/8番手が主体なのでコースゲージが基本になります。
もっちりニットふわふわセーター
下画像が、紡績リリアーンで作られたアラン柄のセーター
コットンにストレッチを入れた紡績リリアーン
綿の光沢感と、ほどよく収縮した編目がきわだってますね。
通常撚糸を施した糸をリリアーンにするケースが大半ですが
スライバー状態でリリアーン糸を作ることで、よりピュアーな(わた)の状態
ふっくらした風合い肌触りが楽しめます。
そして次に紹介するのが、イタリア紡機で作られた紡績リリアーン
ヴァージンウールをベースし、同じく芯にストレッチ糸を絡めた素材
糸を見ると、ぷりんぷりん”くるんくるん”と表現するのがふさわしいぐらい
とてもかわいらしいリリアーンならではの形状になっている。
風合いがとてもリッチで、ふくよかなバランスがとれたニットテキスタイルになってます。
まとめ
紡績リリアーン(スライバーわたの状態)撚りを加えない無撚糸のこと。
自然な風合いを活かした素材、なんだか癒されますね!
2013年ごろから注目され始めたスライバーニット
ふんわり、ふあふあ、もっちり感を体験されてない方は、
ぜひこの秋冬に体験されて下さい。