丸安毛糸展示会の見どころをご紹介!プリーツ加工の工程をご存知ですか?
- 加工
- 投稿日:
- 2016-05-20
- (更新日:2020-06-27)
こんにちは、佐野です!
いよいよ5月25日から、丸安毛糸2017SSの展示会が始まります!
既にたくさんのアポイントを頂いており、スタッフ一同一生懸命準備をしております!
さて、今回の展示会も見どころがたくさんあります。
その内容を少しだけ、、、ご紹介いたします!
目次
・展示会の見どころ!テーマは“加工”
・ニットのプリーツ加工
・プリーツ加工の工程をご存知ですか?
・まとめ
展示会の見どころ!テーマは“加工”
今回の展示会では、製品や編地にしてから行える後加工の技術をいくつか展示いたします。
後加工、と一言で言ってもたくさんありますよね。
洗いによる風合い出しや、製品での染色、プリントなど、これもニットを作る上でとても楽しめるポイントだと思います。
なので、そんなあらゆる技術をご紹介、ご提案できるよう、普段の編地と製品のサンプルに加え、加工のおもしろさを集めました!
どんな内容になっているか、是非展示会でご覧ください!
今日はその予告編として、展示する加工の一部をちょっとだけご紹介します。
ニットのプリーツ加工
今回展示するあらゆる加工のうち、このプリーツ加工も注目ポイントです!
最近人気のこのプリーツ加工もなかなか面白い技術です。
ニットのプリーツってどのようにして施されているかご存知ですか?
サンプル作成にあたり、加工工場さんへもお邪魔してきましたので、是非写真と共にご覧になってみてください。
プリーツ加工の工程
ニットのプリーツは、大きく分けると二つの方法があります。
一つは、“編み”でプリーツを表現する方法。
編み上がった時にひだ状になるよう針抜きにしたり、リンクス柄にしたりしながら編立てます。
実際に編地にしてみるとこんな感じです。
もう一つは、編みあがったガーメントに、専用のプリーツ機械を使用してひだを作る方法。
この機械をお持ちの加工工場さんはかなり限られ、とても貴重な技術です。
機械の写真はこちら!結構な迫力です!
アップにするとこんな風になっています。
構造としては、専用の“紙”に編地をはさみながら、指定した幅に折りたたみ、熱セットを行います。
こうして紙の間に編地をはさみます
応用するとこんな柄も可能になります!
この後加工としてのプリーツ加工は、綺麗に上がるポイントとして、最終的に熱セットしますので、
セット性の良いポリエステルが高混率であることや、薄目の編地であることが挙げられます。
(ウール1や綿でもポリエステル程パキッとはかかりませんが、緩いひだもそれはそれで素敵なデザインポイントになります!)
他、このプリーツ機械を使わずとも、編地を厚紙で挟んで固定し、熱セットする方法もあります。
その厚紙とはこれです!
こちらは工場さんにご協力頂き、今回丸安毛糸の展示会用に特別に作って頂きましたので、
是非展示会でこのプリーツ加工体験をしてみてください!
これがなかなか難しいんです、、、
まとめ
今回ご紹介したプリーツ加工は、展示会でご紹介する加工サンプルのごく一部ですので、是非展示会に見に来てください!
文中でもすこし触れましたが、プリーツの体験コーナーもございます。
あらゆる加工を知って頂き、編みと加工を組み合わせ、素敵なニットをたくさん企画頂ければと思います。
それでは!5月25日~27日、展示会でお待ちしております!!