この時期に着るニット、あなたはウール派?それともコットン派?

  • ニット製品

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2月からやりだした(DIY)自宅のリフォームがやっと終わり
約2か月ぶりの海遊びカヤックフィッシング再開!!
4月に入ったとはいえ明け方はまだまだ寒~いですが、穏やかな朝日に包まれ出艇準備!
澄み切った空気、海面を染める閃光、波うちぎわの潮騒、潮の香り、海の躍動感を全身で感じとることができる瞬間 ほんと、いくつになっても、海遊びは楽し~い!!
おはようございます。丸安毛糸の福田です。

この時期3月、4月初旬といってもまだまだ肌寒い。
一年でいうと、3月は12月の気温で4月は11月ごろの気候だそうです!
さて今回は、そんな気候にぴったりな素材がウインターコットン!
もちろんウールも欠かせないのですが、コットンもひと工夫することで秋から冬まで活躍しますよ。

 

目次

  • 目次1ウインターコットンあれこれ
  • 目次2スレッド編み効果で肌にあたる空気層を作る
  • まとめ

ウインターコットンあれこれ

この素材業界コトバで言うと『紡績リリアーン』綿(わた)の状態でリリアーン形状になっているので、ふっくら肌触りがとても柔らかく、空気もしっかり含むので保温効果もある。

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ひとことで表現すると【CASHMERE TOUCH】
通常撚糸を施した糸をリリアーンにするケースが大半ですが、よりピュアな風合い肌触りを考え作られた素材にさらにストレッチ糸を入れることで、ダレ感を抑える効果もある。

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糸の形状は、こんな感じで、とてもなめらか!

次が、糸に起毛を施す加工方法 上側がレギュラー糸で、下側が起毛を施しうっすら表面に幕がはったようになっているので、綿(わた)毛の温もりが心地よく感じられます。

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用途に応じて、ほとんどの糸に起毛がかけられるので、是非お問い合わせ下さい。

 

スレッド編み効果で肌にあたる空気層を作る

以前にも紹介しました天竺スレッド編み、糸番手を工夫することで表情豊かで膨らみをもたせることができます。

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表側は12GGに見えますが(12GGで編んでますから笑) 裏側糸が渡っているところがポイントで掛け合わせしている番手がA)1/8とB)2/52を交互にスレッドさせることで、1/8が表面にふっくらと膨らみ7~8GGくらいの効果が得られます。

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常識では、1/8番手を12GGかけるなんてことは見当もつかないと思いますが、編成を1X1にスレッドして編むことで編み機の(針間)にスペースができることに着目し、太い番手が横方向に渡る効果で、むっちり独特の表情を作ることができるので、上質なコットンなど交編するといいですよ~

まとめ

ほんと、この時期に着るニットはウールなのか?コットンなのか?悩みますね~
早い話しコットンカシミヤ、コットンウールのような普通のニットでもいいけど、
私はちょっと変わったウィンターコットンのニットをお勧めします。
肌触りがとてもよく、ウール独特のチクチク感もないので、
肌が弱い方でも安心してタートルネックとか着れちゃいますので、一度お試しあれ!