新素材Air Alpaca のテキスタイルは、こうして誕生した。
- 加工
- 投稿日:
- 2015-12-25
- (更新日:2020-06-27)
今年も残すところ、あと、わずかですね!! 今年は、どんな1年でしたか?
おはようございます。 丸安毛糸の福田です。
昨シーズン秋冬物から提案をはじめた天竺スレッド編み、今シーズンも春物から秋冬物と何かと採用いただき、シーズンを通して活躍の場が増え嬉しいかぎりの一年でした。
さて、今回は、先日行われたジャパンベストニットセレクション展示会で、お披露目した新素材 Air Alpaca(エアーアルパカ)と、スタッフのお話しです。
思考錯誤して作り上げることで、自分の成長にもつながる。
皆様に安心して、お使いいただくには、素材に最も適したテキスタイルになるまで、ゲージ組織の設定から度目に至るまで、幾度となく編地を作り、テストをかせね、より良い風合い(膨らみ収縮性)の出し方まで、そんな思考錯誤を繰り返します。(その経験を書いた、召田満美のブログがこちら)https://www.knitmag.jp/10472
ほんと良く書けているので、私が書くこと何もありませ~ん(笑)
そして出来上がったテキスタイルがこちら。編み目がふっくらくっきりしていてボリュームもあり、表現すると紡毛と梳毛の良いとこどりって感じですね!
次に片畦編みと、、、やはり天竺スレッド編みも作りました(笑)・・・
この素材は、ベビーアルパカを30%ブレンドしているので、独特の素材感に仕上がってます!!
そして、スタッフのお話しになるのですが・・・
今回、この素材を担当し、幾度となく編地テストを繰り返し頑張ったのが、文化服装学院ニット課を卒業し、入社して21ヵ月になる、召田です。
1日も早く、お客さまに喜んでもらえるようになることが、当面の目標とのこと。
今回新素材の編地テキスタイルを開発する担当になり、四苦八苦の日々でしたが、実際に自ら体験経験することで、貴重な体験が出来たのではないかと思います。
成功体験は自信になり、失敗体験からは成長が生まれます。
目の前のものを単に受け入れるか? いつも問題意識をもって体験しているかでは、この差は歴然に違いますね。
いつも意識し毎日繰り返していることで感性が豊になり、それが価値となり、輝かしいテキスタイル、存在感たっぷりのニットになるんだと思います!
スタッフが成長することで、会社も成長する!そんな気づきをもらった【Air Alpaca】の誕生でした。
今年最後のブログになりますが、丸安毛糸を応援くださった皆様、ほんとうにありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願い致します!!