丸安毛糸16AW新素材をご紹介します!
- おすすめ素材・糸
- 投稿日:
- 2015-12-18
- (更新日:2020-06-27)
おはようございます!丸安毛糸(株)の召田(メスダ)です。
今回のブログでは12月9日、10日のJapan Best Knit Selection(通称JBKS)にてお客様より、質問いただくことの多かった新素材についてご紹介しようと思います!
Air Alpaca 2/18 (エアーアルパカ)
<混率> EX.FINE WOOL 35% BULKY ACRLIC 35% BABY ALPACA 30%
<特徴> コースゲージ番手(ローゲージ)の糸本来の重さとダレを軽減するために、エクストラファインウールとバルキー性の高い特殊アクリルをミックスして嵩高性を豊かに表現し、さらに、クリンプ性に富むベビーアルパカを加える事により、ニットらしいヘアリー感を持たせました。
軽いのに温かい素材です!
この素材は、ゲージ設定や度目設定、風合いだし等、幾度となく試験を行った結果、それぞれの編地ごとに、その編地の特徴を最大限に活かすための特殊な加工が必要なため、製品事業のみでのお取扱いとさせていただくことになりました。
今回この素材を開発のテーマは、
「コースゲージをいかに軽く仕上げるか」
でした。
今回私はこの素材の編地試験に携わり、毎日毎日いろいろな試行錯誤の繰り返しでした。
風合いを最大限に引き出す、縮絨の温度設定、時間は?
加工前と後では、こんなに目面が違います。
バルキーアクリルを使用しているため、ふっくらもちもちの風合いが出来上がります!
でも、あまり縮絨しすぎると、がちがちになってしまい↓↓↓
程良いふくらみと柔らかさが出来上がるまでの微妙な時間の調節が大変でした。
本数取りも、1本よりも2本取りの方が目面が綺麗?じゃあ3本取りは? 4本は? 5本?・・・
ダレたくないけど、ゲージもあまり詰めすぎると、ふっくら感がなくなり素材の特徴が台無しになってしまうので要注意でした。
1本取りで、10Gの機械で編んだ天竺と12Gの機械で編んだ天竺でも見え方は変わってきます。
10Gの方がふっくらしていてエアリー感もわかります!
お客様へ程よい膨らみ感と柔らかさの製品を提供できるまでの準備に携われてとても良い経験となりました。
最後に、、、
元禄市ありがとうございました!
1週間ほど前からずっと心配していた雨予報の天気も無事に回復し、とても天気が良い1日でした。
また、例年は寒くて寒くて店番をするのが辛いのですが、暖冬のおかげで暖かい1日でした~!
今年も開始30分から、早い人で1時間前に来て下さったお客様もいて閉店間際まで大賑わいでした!
↑12日(土)の様子です。
13日(日)は生憎の雨天だったため、12日に比べるとお客様の数もお祭りの賑わい感も落ち着いていたのですが、わざわざ足を運んでくださった方々もたくさんいました。
この元禄市をもって、丸安毛糸の年内のイベントはすべて終わりました!
本当にありがとうございました!
次回も是非宜しくお願い致します!
では、また~!